ランダムシルエットの回を除き、ゲーム開始時にロックのシルエットを選んでいる者は、周囲からの注目の的となります。ここではそれが本当にロックである可能性はどれほどかを簡単に検証します。
いきなり結論
「ランダム除き、一発/逆一発以外でゲーム開始時にロック顔のものは、
変身したなら37%ロックだが、しないなら2%しかロックでない。」
結論に至るまで
一般に人はロックシルエット(以後ロック顔)をできるだけ避けようとします。またロック顔を選択したものは、変身できるなら変身しようとします。理由はロック顔の者だけがはまってしまう(そして状況によっては致命的になりうる)TRAPが存在するためです。あえて周囲を攪乱するためにロック顔を選ぶ者や変身しない豪の者もいますが、簡単のために無視し、“人はロック顔を避けられるなら避けようとする”ことを仮定します。
<仮定>
全キャラ数……101
<集計>
正体ロックの可能性
確率……5/101
正体ロック以外の可能性
確率……96/101
正体ロックの者がロック顔を選択する場合、
順番カードが
本人確率は……23/100
正体ロック以外の者がロック顔を選択する場合、
順番カードが
ロック
確率は……1/20
正体ロックの者が変身可能な場合、
赤色カードが
変身以外
確率は……23/24
正体ロック以外の者が変身可能な場合、
確率は……888/2304
(36/96*23/24 + 60/96*1/24 )
<計算>
正体 |
ロック顔 |
変身可能 |
該当確率% |
ロック 5/101 |
○ 23/100 |
○ 23/24 |
1.09117 |
× 1/24 |
0.04744 |
||
× 77/100 |
○ 23/24 |
3.65305 |
|
× 1/24 |
0.15883 |
||
ロック以外 96/101 |
○ 5/100 |
○ 888/2304 |
1.83168 |
× 1416/2304 |
2.92079 |
||
× 95/100 |
○ 888/2304 |
34.80198 |
|
× 1416/2304 |
55.49505 |
<計算2>
正体ロックである確率(%)
|
ロック顔 |
ロック顔以外 |
変身した |
37.3 |
9.5 |
変身しなかった |
1.6 |
0.3 |
ロック顔だった者が正体ロックである確率
1.09117+0.04744+1.83168+2.92079 = 5.89108
1.09117+0.04744 = 1.13861
1.13861/5.89108 *100 = 19.33%
ロック顔で変身した者が正体ロックである確率
1.09117/(1.09117+1.83168) *100 = 37.33%
ロック顔で変身しなかった者が正体ロックである確率
0.04744/(0.04744+2.92079) *100 = 1.60%
ロック以外の顔で変身した者が正体ロックである確率
3.65305/(3.65305+34.80198) *100 = 9.50%
ロック以外の顔で変身しなかった者が正体ロックである確率
0.15883/(0.15883+55.49505) *100 = 0.29%
最後に
今回これを書こうとした理由は「仕事していてふと考えた」からです。本来こんな計算してやるもんでもないんですけどね、ロックは。最近あまりやってないので禁断症状がでてきているのかも…やばいな俺。
計算する上では、色々細かなファクターを忘れているんじゃないかと思いますし、あえて無視した部分もあります。これ以上の計算をして36.1%が40.1%になったところで自分的には無意味ですので全く構いませんが。しかしながら、変身しない者がこれほどまでに無視できる値だったとは結構意外でした。“ロック顔と変身とは合わせ技で考える必要がある”と再認識できただけでも意味があったんじゃないかなと思います。
本当に最後に…これ考えていて思いついたのが、「アクシデントカード“ロック扱い。元々ロックを除くレベル5以下の者のレベル+1”」。イケてません?
Ver.1.01改訂にあたって…重箱の隅を突いて貫く方へ捧げます。